もう一度観たいあの映画 VOL.37 『ヒッチャー』

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「もう一度観たいあの映画」VOL.37 『ヒッチャー』

主演:C・トーマス・ハウエル、ルドガー・ハウアー

【STORY】
シカゴからサンディエゴへの砂漠地帯。陸送の仕事をしていたジム・ハルジーは、ある嵐の夜に1人のヒッチハイカーを車に乗せる。しかし、ジョン・ライダーと名乗るその男はハンドルを握るジムの喉にナイフを突きつけ「俺を止めてみろ」と脅しだす。ジョンは恐ろしい殺人鬼だったのだ。一瞬の隙を見て、何とかジョンを車から突き落としたジムだったが、それは恐怖の始まりに過ぎなかった。何度でも執拗に襲ってくる恐怖の殺人鬼。警察や協力者でウェイトレスのナッシュを巻き込んで事態は悪化していく。

【REVIEW】
必要に追いかけられる映画と言えば、スティーヴン・スピルバーグのテレビ用映画「激突!」が思い出されます。主人公が延々と大型トレーラーに追っかけられるのですが、一応追いかけられるきっかけというか理由があります。主人公がこの大型トレーラーを追い越してしまうんです。それだけ?と思われるかもしれませんが、これが理由はです。

しかし、「ヒッチャー」のジョン・ライダー(ルドガーハウアー)にはジム(C・トーマス・ハウエル)を執拗に追いかける動機がないんです。無差別の殺人鬼なのに、逃げても逃げても追いかけてくるんです。ジムはひたすらハイウェイを走り、途中のドライブインやガソリンスタンドに逃げ込みます。ここでもジョン・ライダーは突如現れたり、姿を見せないまでもどこかに潜んでいたりします。いつ襲われれるかわからない恐怖、この緊張感が最後の最後まで続きます。
終いには、ジムは警察から殺人鬼と疑われ、警察からも追いかけられる羽目になります。殺人鬼と警察にも追われるジム、偶然出くわしたドライブインのウエイトレス・ナッシュに間一髪で助けられ、なんとか二人はモーテルに逃げ込みます。ジムがモーテルでシャワーを浴びている間、ベットで寝ているナッシュの横には…いつの間にかジョン・ライダーが!…まだまだ悪夢は続きます。

なんとこの映画、2021年1/8(金)からニューマスター版で公開されます。お見逃しなく!
◇『ヒッチャー ニューマスター版

最後の最後まで、大型トレーナーの運転手の顔はでてきません。
スティーヴン・スピルバーグ監督
◇『激突!

フランシス・フォード・コッポラ監督が、C・トーマス・ハウエルを主役に抜擢しました。
◇『アウトサイダー

「ヒッチャー」にはリメイク版(2007)もあるんです。製作はヒットメーカーのマイケル・ベイ
◇『ヒッチャー

ルドガー・ハウアーの怪演が気に入ったクリストファー・ノーラン監督、『バッドマン ビギンズ』で
彼を起用しています。
◇『バッドマン・ビギンズ

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作品紹介

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